こんにちは、元・公立保育園保育士のりりです。
私は8年間、保育の現場でフルタイム勤務を続けてきました。
子どもたちと関わるのは大好きで、保育士という仕事にもやりがいを感じていました。
それでも、ある日ふと
「もう無理かも」と限界を感じて、退職を決意しました。
この記事では、私が保育士を辞めた5つのリアルな理由を、できるだけ正直に綴っていきます。
誰かを責めたいわけではありません。
ただ、当時の私と同じように悩んでいるあなたの気持ちに、少しでも寄り添えたらうれしいです。
① サービス残業・持ち帰り仕事が多すぎる
子どもたちが帰ったあとも、保育士の1日は終わりません。
- 行事の準備
- 書類作成
- 保護者対応
- ミーティング
やることは山積み。でも…残業代は出ない。
「定時で帰れる日なんて、あったっけ…?」
書類、壁面づくりを家に持ち帰って、
休日も「仕事」で終わってしまう。
頑張っても給料に反映されない。
私はボランティアをしているのか?とモチベーションもどんどん下がっていきました。
② 上司の言葉が重すぎた
ある日、会議中に園長先生が言った言葉。
「失敗したら、あなたの人生終わるよ」
保育という責任の重さは分かっています。
でも、この言葉は**「守ってくれる人はいない」**という絶望感を私に与えました。
園長はいつも自分を守ることが最優先。
現場の職員や子どもたちのことは後回し。
そんな空気が、現場全体をピリピリさせていたんです。
「失敗しても、私がフォローするから」
そんな言葉を、一度でもかけてくれていたら──
③ 有給が“あってないようなもの”だった
人手が足りない。
だから、体調不良も、身内の不幸も言い出しづらい。
- 熱があっても出勤(もはや測らない)
- 有休は“最低限の5日間”しか消化できない
- 休めば子どもに影響が出るから…と休ませてもらえない
「保育士は奉仕の精神で働くべき」
自分の心や身体を削ることが当たり前になっていた。
気づいたときには、
「休みたい」って口に出すことすらできなくなっていました。
④ 実費が多すぎる
絵本、手作りおもちゃ、CD、楽譜…
保育に必要なものの多くが、自腹でした。
もちろん「子どもたちのために」という気持ちでした。
でも、気づけば…
📌 少ない給料が保育関係の出費で消えていく日々
自己犠牲が多い先生程
「楽しそうな保育をしているね!」
「ネタがたくさんあってすごいね!」
と誉められる環境。
あ、もう無理だと思いました。
わたしは何のために働いているんだろう?分からなくなっていました──
⑤ 命を預かるプレッシャー
保育士は命を預かる仕事です。
- お昼寝中の事故
- 食事中の誤嚥
- 遊び中の怪我
- 災害・避難訓練
- 不審者対応…
「一瞬の油断が命取りになる」
常にその緊張と隣り合わせでした。
それでも、責任の重さに見合った報酬はもらえない。
やりがいだけでは、心も体も守れません。
私は「保育が嫌いになりたくなかった」から辞めました
保育士という仕事を嫌いになったわけではありません。
でも、このまま働き続けたら、きっと子どもたちのことも嫌いになってしまう。
だから私は、辞めることを選びました。
今も、「辞めてよかった」と思っています。
最後に|今、あなたが「辞めたい」と思っているなら
あなたのその気持ちは、ちゃんと理由があるんです。
- 「保育士向いてないのかな」
- 「辞めたら迷惑かけるよね」
- 「辞めるなんて甘えだよね」
…そんな風に、自分を責めないでください。
辞めることは、逃げじゃありません。
「自分を守る勇気」です。
辞めたって、あなたの価値がなくなるわけじゃない。
またやりたくなったら、戻ってくればいいだけ。

どうか、あなた自身を一番大事にしてください。
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