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園長との保育観の違いで退職を決意|元保育士が語る保育現場のリアル

保育と転職のこと

🌱園長先生との保育観の違いで感じた限界

もう何度も[辞めようかな〜」と考えたことはありました。

保育士を辞めた理由

↑この記事には「働き方の違和感」と書きましたがそれ以外にも。

去年の春。私の中で辞める気持ちがグッと大きくなった出来事がありました。

それは、**園長先生との“保育観の違い”**です。

🧑‍🏫 園長先生が変わったことで始まったモヤモヤ

昨年から園長先生が交代し、前任地から“あまり良くない噂”が流れてきていました。

「ベテランの先生を厳しく追い詰める人らしい」

「心の病になった先生もいたらしい」など…

でも私は、

「まぁ、園長先生の定年まであと3年だし…それまでは頑張れるかな」

と、少し楽観的に構えていたんです。

ところが、実際に赴任されてからは、**驚くような“保育制限”**が次々と出されるようになりました。

🚫どんどん増える禁止事項

  • 「塗り絵は禁止」
  • 「ブロック(既製品のおもちゃ)は教育的じゃない」
  • キーボードを自由に弾く教育的意味が分からない

確かに、既製品ばかりに頼りすぎるのはよくないかもしれません。

でも、私たちは手作りの製作遊びコーナーも用意していたし、遊びの幅はしっかり確保していたつもりです。

特に、支援児の子どもたちにとっては、深刻でした。

🧩支援が必要な子たちにとっては大切な遊び道具だった

支援児の中には、特性上興味の幅が狭い子もいます。

でもブロックなら、キーボードを弾くことでなら、落ち着いて遊べて、友だちとも関わることができる子もいたんです。

そんな大事な遊びを「禁止」にされてしまって…。

子どもたちはいつも遊べていたものがなくなった変化に戸惑い、「なんでダメなの?」と聞いてきます。

でも、私には納得できる理由を伝えることができませんでした。

もちろん、新しく興味のあるものを見つけるところから始まりますから、すぐには見つけられず、

廊下や部屋を走り回ったり、友達と戦いごっこが始まったり、落ち着かない様子です。

それはそうです。今まで遊べたものが急になくなったんですから。

💭園長に相談してみたけれど…

やんわりと子どもたちの様子を伝えてみると、園長先生から返ってきたのは、

「それは先生たちが、子どもの興味を引き出せる環境を用意してないからじゃない?」

…という一言。

確かに一理ある。

でも、「じゃあどうすればいい?」という具体的な支援やアドバイスは何もなし。

🕰準備する時間は?残業もダメ?

子どもたちのために、担任の先生たちと会議をしたり、遊びの環境を工夫したり、

準備に時間がかかることもあるから、時間外も必要になります。

でも園長先生からは、

「会議は立ち話で十分だよね?」

「残業せずに早く帰ろうね!」

と、ありがたい“アドバイス”が返ってきました。

🌀矛盾だらけの1年が始まろうとしていた

「保育の質は上げて」

「でも準備の時間は減らして」

「残業はNGだけど、やるべきことは全部やってね」

そんな矛盾だらけの状況に、先生たちは戸惑い、疲弊していきました。

このままじゃ、子どもたちにとっても、先生たちにとっても良い環境じゃない。

私の中で「この仕事を続けていて大丈夫なのかな…」という気持ちが、はっきりと芽生え始めたのです。

🌸最後に

園長先生のエピソードは、実はまだまだたくさんあります(笑)

また次の機会に少しずつ書いていこうと思います🌿

あなたの園の園長先生はどうですか?