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①【体験談】保育士の私が辞めた理由|「働き方の違和感」に気づいた瞬間と決断

保育と転職のこと

🌱 保育士を辞めた一番の理由|働き方に感じた違和感

保育士としての仕事は、子どもたちと関わる時間が何より大好きでした。

でも、その裏にある働き方にずっと違和感を抱いていました。

「このままでいいのかな...?」

心のどこかでモヤモヤを感じながら、日々を過ごしていたのです。

🕗 時間外労働が当たり前の日々

朝は定時の30分前には出勤。子どもたちの遊びの環境を整えるためでした。

でも、その時間は「時間外手当」の対象外。

夜は、保育が終わってからが自分の仕事の時間。

事務作業や行事準備、担任同士の打ち合わせ…。

2時間以上の残業が当たり前になっていました。

することがあるなら残業も仕方のないことだとは思います。

ですが、何が許せないって

時間外手当が出るのは働いた分の半分以下

時間外申請が月20時間を超えると、園長に呼ばれて“効率よくやってね”と釘を刺される。でも仕事量は減らない。

あなたが仕事を増やしてるんでしょ

と言いたい気持ちはぐっと我慢する日々…

副園長先生たちは、私達よりもさらに遅くまで残っていて、22時過ぎることも。

私の未来の姿はこれか…と。

保育の質を求められる今。子ども達のためには自分を犠牲にしなければ、よい保育はできない。

なんだか矛盾しているけど、それが“当たり前”の世界でした

🍱 お昼休憩も有給休暇も存在しないに等しい現実

本来1時間あるはずの休憩も、

現実はこの日の活動の様子を掲示したり、事務仕事や電話対応をしたりで休憩の時間なんてないことがほとんど。

ゆっくりお菓子を食べながら休憩~なんて年に何回あっただろう…?という感じでした。

そして、有給休暇も取りづらい空気が常にありました。

年間20日もらえるはずの有給も、

最低ラインの5日+なんとか2日、とれればいい方。

周りの先生もとれてないから…、迷惑がかかるから、と諦めていました。

⚡ 退職を決意したきっかけ

そんな中、あるできごとがきっかけで

「このままじゃダメかもしれない」と思うようになりました。

夫と結婚して1年目のこと。

夫方のおじいちゃんが亡くなったという連絡が入りました。

私は生前に一度しか会えておらず、

「せめてお葬式でお別れを言いたい」

「妻として少しでもお手伝いしたい」

そう思い、園に休みを申し出ました。

すると、

土曜出勤の代わりが見つかれば、休んでもいいよ!」との返答。

でも急な話で、みんなそれぞれ予定がある。

「誰も代われなかったら、私が代わるよ」と言ってくれる人もいたけれど、

結局は**誰かに我慢を強いることになるなら…**

と、私は出勤を選びました。

気にせずお願いすれば快く代わってくださったとは思いますが、私の性格上無理でした。

🌸 自分を優先できない働き方に限界を感じた瞬間

夫も義両親も

「無理しなくていいよ」と優しく言ってくれました。

でもその優しさが、かえって胸に刺さって。

「この仕事を続けていたら、

これからも大切な場面を諦めることが何度もあるのかも」

そう思ったら、

今の働き方のままでは、自分の人生を大事にできない気がして、

退職を考えるようになりました。

🌿 今、少し立ち止まる時間を過ごしています

もちろん、迷いがなかったわけではありません。

でも今は、一度立ち止まって、自分の気持ちに向き合う時間を選んでよかったと感じています。

がんばりすぎていた毎日から少し距離を置き、

小さな癒しや、新しい発見を楽しめるようになってきました。

また保育の道に戻るかもしれないし、全く違う道を選ぶかもしれません。

でも、自分のための一度きりの人生。

**「自分の暮らしをちゃんと大切にしたい」**

という気持ちは、これからも大事にしていきます🌿

✨ まとめ|自分を大切にするための選択を

保育士としての仕事は素晴らしいものです。
でも、働き方に無理があるなら、自分の心と体を守る選択も必要です。

りり
りり

どうか、「自分の人生を大切にする」ことを忘れないでください。

著者プロフィール
りり
りり

30歳/保育士8年→ストレスで限界→退職

涙が止まらない毎日から抜け出して、
今は古民家カフェでパートをしながら
”自分らしい生き方”と”ゆる副業”に挑戦中。

✓公立保育園&こども園で勤務
✓結婚1年目に退職/2歳下の夫と2人暮らし
✓保育士資格、幼稚園教諭一種免許あり
✓絵本研究ゼミ出身
✓ズボラだけどのんびり丁寧な暮らしに憧れ中

同じように悩んでいるあなたへ。
【元保育士のリアル】を正直に綴っています。

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